同級生と久方ぶりの再会。
まぁ向こうは勘違いしてたけど。最終的には思い出してもらえて誤解も晴れたし良いか。
こう、同級生と会って話すとなると、当時の記憶を思い出す他無い。
あまり良い記憶は無いのだが。
記憶を読み解く
ここからは思い出した事をつらつらと書いていく。
時系列を一切考慮していないので、読む場合は注意を。
中学生の頃の僕は俗に言う陰キャ野郎だった。今もだけど。もやし陰キャ野郎。
顔も整っておらず。つまりは恰好の的だった。
はずが、僕を上回る的が何人か居た。
僕にも思い出したくもない記憶は沢山あれど、その人達とは比べるべくも無い。
その中の一人、それが僕の友人だった。
そいつは小学校からの友人で入る部活を悩んでいるとのことだったので、同じ部へ誘ったのだ。
その選択が彼にとって最悪であり、僕にとっては複雑な、想像するだけでゾッとするものであった。
その部ははじめから不穏ではあった。先輩も同学年も。
中には芯の通った奴も居て、未だに尊敬している。←それは置いといて
いつからかいじめが始まっていた。標的は僕が勧誘した友人だった人。
先生に見えない場所、更衣室での暴力もあった。
そして僕はぎりぎり傍観者側だった。彼が居なければ間違いなく標的は僕だったと確信している。
その時は何もできず、何もせず見ている事しかできなかった。友であったはずなのに。
現在、彼は僕の事を友人と言ってくれているが、当時はどうだっただろうか。恨まれていてもおかしくなかった。
いじめだけでも嫌な記憶満載と言えるのだが、事ある毎に主犯格やその周辺人物と関わる場面がやってくる。
おかげさまで部内の人間を信じられなくなっていた。後輩は良い奴多かったけど。
中学生活から解放された僕の方が現役の俺より部活動のスポーツで上手く動ける。
吐き気のする人間関係、ストレスから解放されたから怯えて縮こまることが無くなったからだ。
実際、いじめっ子じゃない奴に中学の時より上手いと言ってもらえた。本当にメンタルのスポーツだなこの競技。
科目: 技術の時間
休憩時間に入った。
当時の僕は縁の下の力持ちに憧れを持っていた。
休憩時間中に、のこぎり作業で出てきた木くずを箒で掃除をした。
そうして、掃除を終える頃には休憩時間は終わりを迎えていた。
掃除をしていたので、休憩ができていない。夏だったこともあり水を飲みたい僕。
先生に水を飲んできて良いか尋ねると、大激怒されてしまった。それはもう激しく。
その先生、怒ると怖いと有名だったのだ。しかし僕は怒られるのが初めてだったため、何も言えずに目には涙を溜め込む。
当時は “掃除してただけなのに” と独り沈み込んでいたが、今にして思えば、先に「掃除していたので」と言っておけば大激怒は避けられたのでは無かろうか。怒られはしたかもしれないが。
数学と技術と体育の先生は古の体育会系先生であり、特に数学の先生は体罰と言われても文句言えないんじゃないかなーと思う。でもまぁ、生徒も生徒でヤンキーは居なかったけれど、いじめっ子とかやんちゃする奴らが居たから、先生側も優しい人だけでは回らなかったのだろうなとも思う。
私が卒業した後の話だが、先生の問題行動で保護者と対決してたらしいし。
そういえば、我が兄弟も先生と揉めたことがあるらしい。
思い返せば、何か、凄い所に居たもんだなぁ僕。