こんにちはー、カクミンです。
皆さんは『モンティ・ホール問題』をご存知でしょうか ?
3 つの選択肢があって、正解が 1 つだけ。
選択者は初めに 1 つ選び、出題者が残りの 2 つからはずれの選択肢を 1 つ公開します。
その時、選択者は選択をしなおしても良い。
という問題です。
あなたなら、選びなおしますか ? それとも最初の自分を信じて選択を変えませんか ?
この問題には絶対的な正解は存在しません。
極論、運ゲーなので…。
なので、今回は「どちらの方が正解を選べる可能性が高いか」を解説します。
目次
選択を変えない場合の確率
選択肢を変えないあなたは曲がった事が嫌いなタイプ ! 一本の軸がしっかりと立っていて一貫性があります !!
…じゃなくて
選択を変えない場合の確率を考えてみましょう。
これは単純明快、シンプルですね。
3 つの選択肢の中から 1 つを選んでいるので、確率は 1/3 ですね。
(考えようによっては 1/2 かもしれませんが)
選択を変える場合の確率
選択肢を変えるあなたは柔軟な考え方ができるタイプ ! 状況が変わっても臨機応変に対応ができます !!
もうええて
選択を変える場合の確率を考えましょう。
1 つの選択肢を除外して考えるので、はずれが 1 つとあたりが 1 つですね。
この二つから選択するので、確率は 1/2 !
だから、選択を変えた方が正解する確率が上がる ! (変えない場合の確率) 1/3 < (変える場合の確率) 1/2
と、思うじゃん ?
ここ、ひっかかりやすい部分なんですけど、確率は 1/2 ではありません。
もう少し考えてみましょう。
「選択を変えて正解した場合」というのは裏を返せば、「最初に間違えた場合」と言い換える事ができます。
3 択で正解する確率が 1/3 なので、間違える確率は 1 – 1/3 = 2/3 となります。
つまり、選択を変える場合の正解確率は2/3 です!
追記:3つの中からはずれの2つを選ぶ確率なので 2/3 です。
ということで
選択を変える方が正解する確率が高いというのが答えになります。
選択を変えない場合の正解確率が 1/3 であろうと 1/2 であろうと、変えた方が確率が高いんですね。
( 1/3 < 1/2 < 2/3 )
最初に間違えていれば、正解できるとは複雑な気分ですねぇ (汗)
この記事を通してモンティ・ホール問題についての理解を深めたり、確率に興味をもってもらえたら幸いです。